補償内容

補償内容を決める

人生の異なる段階にはさまざまなレベルの医療補償が必要です。例えば、若くて独身でキャリアを始めたばかりの場合、重大な疾病をカバーする入院プランが欲しいだけかもしれません。家庭を持っている方なら包括的な保険プラン即ち家庭ポリシー、外来診察、定期健康診断、ワクチン接種、さらには歯科保険が含まれるポリシーをご希望する可能性があります。

ご自身の状況に合った補償内容を選択するために、まずは、どの保険会社にも共通する医療保険プログラムの基本的な構造をご説明したいと思います。

01.

入院プラン(コアプラン)

医療保険プログラムは「コアプログラム」から始まります。これには入院治療(入院)、デイケア治療、がん治療、緊急医療搬送、遺体送還が含まれます。より簡単に言えば、「コアプログラム」はあなたが直面する可能性のある最も高価な入院治療をカバーし、いかなる外国人が中国で享受すべき最低保障でもあります。

入院治療の費用はどの時代でも高い水準にあります。これらの費用には通常、部屋代、手術費、医師費、麻酔科費用、薬費用、看護費などが含まれています。入院患者の平均入院費は5万元~50万元の間で、公立病院に行くか国際病院に行くかは治療の複雑さによって異なります。

入院医療保険プランの保険料イメージ:年齢、補償範囲、補償限度額に応じて6千元~2万元/年となります。

02.

外来診療プラン

医療保険プログラムの中で2つ目に重要な部分は外来診療プランのことです。外来診療とは医者や専門医に診てもらうことですが、病院で宿泊しません。簡単に言えば、比較的小さな病気や問題、例えば、一般的な風邪、インフルエンザ、切り傷、擦り傷、アレルギー、骨折などで定期的に受診する費用をカバーするプランです。

外来診療プランには通常次の費用が含まれます。

医師の受診
専門家の受診
薬代と処方箋
検査とテスト(レントゲン、CT・エコー、血液検査)
各種療法:物理療法、職業療法、鍼灸など
精神病ケア
耐久性の高い医療機器:杖、車椅子、吸入器

外来診療プランを購入する場合、入院プラン(コアプラン)は必ずつけないといけません。補償限度額は1万元から数百万元までさまざまです。

外来治療は一般的に入院治療よりは安いものの、中には高額な治療項目もあります。外来診察の費用は700元~4000元の間で、具体的に実際行った医療機関と治療内容によって異なります。国際診療所のMRIとCTの費用は通常6000元以上、最高12000元に達することがあります。

外来治療を含む医療保険プランの費用イメージ:入院保険料の60%~150%を上乗せしたイメージです。

03.

歯科

歯科保険の範囲は保険会社によって異なります、治療が完全にカバーされることは少ないです。補償範囲は一定の金額に限定され、自己負担の金額も発生します。通常の自己負担部分について、自分で支払う金額は治療費用全体に占めるパーセンテージのことです。多くの歯科プランには、歯石除去や歯面研磨などの予防歯科なプログラム、また詰め物などの簡単な通常治療から、ブリッジなどの難しい治療まで含まれています。一方、入れ歯や矯正は必ずしもカバーされているわけではありません。事故による歯科治療は通常、入院プランまたは外来プランに含まれます。

年齢、補償範囲、補償限度額によりますが歯科プラン保険料イメージは、3,000元~12,000元/年の間にあります。

04.

健康診断とワクチン接種

健康診断は潜在的な健康リスクを早期に発見し、将来の病気を予防する大事な検査方法です。本質的に予防目的であるため、通常の治療とは異なり、症状や健康上の問題がなくても検査ができます。クリニックでの検査は通常、身体検査、血液検査、x線、心電図(EKG)、がん検診を含む包括的なものとなっています。国際医療機関では、2500元~8000元かかります。一方、中国の公立病院では500元程度で受けることができますが、報告書はすべて中国語で医師は結果についてお客様と相談することはありません。検査結果が何を意味するかは全て自分で明らかにする必要があります。

ほとんどのVIP向け医療保険会社はワクチン接種を健康診断の補償項目に組み入れておりますが、中にはごく一部の保険会社は外来プランでワクチン接種をカバーしています。もし幼いお子様がいる場合、高価な輸入ワクチンを接種させるためにコストパフォーマンス面からワクチン接種が含まれている保険プランを選ぶことも、選択肢の一つと言えるでしょう。

年齢、補償範囲、補償限度額によりますが健康診断プラン保険料イメージ、3,000元~6,000元/年の間にあります。

05.

出産保障プラン/妊娠保険プラン

出産保障プランには妊娠と出産に係る医療費が含まれています。

出産の保険補償には、妊婦の出産前と出産後の検査費、出産費用が含まれます。中国での産婦の看護費は比較的に高く特に私立診療所での、妊婦若しくは新生児のケアを万全にしたい家庭にとって非常に重要です。子供が生まれたときに若し保険がなく、予見できない医療状況が発生した場合、新生児は全く医療保険の範囲外になります。過去に発生したケースでは新生児の集中治療室利用で1日数千ドルかがったケースもありました。これは私たちが見た最高の医療費のいくつかの一つです。注意しなければならない重要なこととして、すべての出産プランには大体12ヶ月の待機期間がありますので、将来の妊娠を保障したい場合は、家族を増やす前に出産保険を購入する必要があります。

年齢、補償範囲、補償限度額によりますが健康診断プラン保険料イメージは、15,000元~20,000元/年の間にあります。

06.

眼科/メガネ補償

医療保険プランにおけるメガネ補償は、目の損傷または目の疾患には適用されません。メガネ補償とは、近視または遠視の患者に眼鏡とコンタクトレンズの費用を支払う保険のことを指します。これは一般的な治療補償内容ではなく福利サービスとして提供されています。保険会社の商品によって健康診断プランや外来プランに含まれています、メジャーの補償内容ではありません。

07.

補償エリア

保険適用のエリア範囲は、被保険者が医療保障を求めることができる地理的領域を定義しています。中国では通常、中国大陸、グレーターチャイナ(香港、マカオ、台湾を含む)、グローバル(米国抜き)、グローバル(米国含む)、また一部のプランにはアジア向けのプラン選択肢もあります。ほとんどの保険プランでは、保障範囲外での補償内容は制限されていますが、しかし生命を危険にさらす緊急事態のみをカバーできます(補償限度額&補償日数を制限されています。)。保障エリアの選択は非常に重要です、普段は中国大陸を中心に生活、仕事をしていて、偶に香港、マカオなどに行く場合、中国大陸プラン、グレーターチャイナプランのほうがあなたにぴったりかもしれません、一般的にはグローバル(米国抜き)プランに比べて5%~15%安いからです。これは米国の医療費が高額であるためで、米国がカバーされるか否かで保険料は約2倍の差があります。

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